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建売住宅を購入する際におさえたい間取りのポイントを解説します

2023.11.02 11:40

建売住宅を選ぶとき、決め手の一つになるが「間取り」でしょう。

理想の暮らしは、理想の間取りの家を選ぶところから始まります。

ただし、自分たちで間取りが決められる注文住宅とは異なり、建売住宅では家族の希望にマッチする家に必ずしもめぐり合えるとは限りません。

では、理想の間取りの家を選ぶには、どのような点に着目すれば良いのでしょうか。

間取り選びの失敗例も含めて、建売住宅の選び方で知っておきたいポイントをお伝えします。

建売住宅の良い間取りとは?

理想の間取りは、人それぞれ異なります。部屋数一つをとっても、必要な数は家族の人数によって違いますし、将来家族が増える予定なら余裕をもって部屋数を確保しておきたいところです。

ただ、どの家庭にも共通する「良い間取りのポイント」は、いくつかあります。

最近の建売住宅で、人気のある住まいの間取りの特徴をお伝えしましょう。

開放感のあるリビング

最近の建売住宅は、LDKが一体となった間取りがスタンダードです。

広々とした空間を造りやすく、また家族が集まりやすいため、コミュニケーションを育みやすい点で人気があります。

吹き抜けで天窓が設けられているなど、外の光を取り込みやすいリビングなら、明るく開放的な空間になるでしょう。

対面式のキッチン

とりわけ子育て世帯に人気があり、子どもの様子を見ながら料理や片付けができるといった安心感から、対面式キッチンのある家を選ぶ方は多いです。

また、家族がダイニングテーブルまで料理を運んだり、食後も食器の片づけを手伝ってくれたりと、家族とコミュニケーションを取りながら家事がラクになる点も人気の理由です。

収納スペースが適度に設置されている

収納スペースも、間取りを見る際の重要なポイントです。

たとえば、食品をまとめ買いすることが多い家庭ならキッチンの横にパントリーを設けたり、家族の衣類をまとめてしまいたい方にはウォークインクローゼットにしたり、ベビーカーやアウトドア用品が多い方ならサイズの大きいシューズクロークを設置したりと、必要な場所に必要なサイズの収納スペースがあると片付け上手な暮らしが送れます。

建売住宅の間取りでよくある失敗例

建売住宅の場合、いくつかの物件を内覧して家を決める方がほとんどでしょう。

その際には気付かなかった「間取りの悪さ」を、実際に住み始めてから気付き、後悔される方も少なくありません。

ここで、間取りでよくある家選びの失敗ケースを、いくつかご紹介します。

生活動線・家事動線が長い

たとえば、玄関からキッチンまでの距離が長い間取りの家は、買い物帰りなど重たい荷物を運ぶのに苦労することがあるでしょう。

洗濯や掃除といった家事でも、家の中の移動が多くなると疲れやすくなります。

こうした生活動線や家事動線が長くなる間取りの家は、「住みにくい」と感じやすい理由の一つです。

窓の場所が悪い

窓が多く開放感のある家でも、その場所によっては光や風が入ってこないこともあります。

内覧時には日当たりや風通しが良いと感じても、時間帯や季節によっては隣家に遮られてしまうなど、住み心地の良くない建売住宅もあるようです。

こうした家は換気も悪く、湿気がたまりカビが生える原因にもつながります。

また、窓や扉の位置が悪く「家具を置きにくい」というトラブルもよくある話です。

部屋数が足りない

「家族が増えて子ども部屋をつくるスペースがない」「収納スペースが少なく、いつも散らかる」など、部屋数や収納スペースが少なくて窮屈に感じる方も少なくありません。

とりわけ収納スペースは、人それぞれ荷物の量が異なるためスペースが狭いと家のなかにモノが散乱しやすくなります。

また、家具や家電を設置すると「部屋が狭くて動きにくい」といった間取りの失敗例も散見されます。

コンセントやスイッチの位置が悪い

コンセントや部屋の照明スイッチなどが、使いたいところに設置されていないと、家電の配置などに影響が出てきます。

特にコンセントは、使いたいところにない場合は延長コードが必要になったり、家電の数によってはタコ足配線にしたりと、雑然とした室内になりやすいです。

照明や給湯器のスイッチも、毎日使うものですから、位置が悪いと「住みにくい」と感じるでしょう。

間取りを見るときにチェックしたい7つのポイント

間取りから建売住宅を選ぶ時は、内覧時に次の点をおさえておくと失敗しにくくなります。

理想の住まいを購入する上で確認したい間取りのポイントをお伝えします。

将来を見据えて家族構成を決めておく

間取りを決める大きな要素となるのが、家族構成です。

ただし、家族構成はライフステージとともに変化しますから、将来を見据えた上で必要な部屋数を決めることが、ポイントの一つです。

たとえば、家を購入する前に「子どもは何人欲しいか」を決めておく必要はあるでしょう。

あるいは、子どもが独立した後に空いた部屋の使い方も検討しておきたいところです。

家の構造によっては、間取りを容易に変更できるものもあります。

こうした可変性についても確認しておくと、将来のリフォーム費用を抑えられます。

日当たりや風通しをチェック

日当たりや風通しは、家の建つ方角や窓の位置によって決まります。

特にリビングは、家族みんなが過ごす場所ですから、日当たりや風通しが良い場所なのかを確認しましょう。

南向きの家でも、隣家の高さや位置によっては悪くなる場合もあります。

内覧時には、時間帯や季節によって日当たりや風通しに変化がないかも、確認しておきたいところです。風通しは、実際に窓を開けてチェックすることをおすすめします。

生活動線や家事動線をチェック

現在のライフスタイルから、生活動線や家事動線の短い間取りを把握しておくことも大切です。

たとえば、「洗濯機を置く場所の近くに物干し場があるか」「夕食とお風呂の支度を同時に進めることが多い家庭なら、キッチンの近くにバスルームがあるか」など、日常生活を思い出しながら生活動線や家事動線が短くて済む間取りの家を探しましょう。

収納スペースの位置をチェック

収納スペースは、広さや数も大切ですが、「収納したい場所にある」ことも重要なポイントです。

「子どもが遊ぶところの近くに、おもちゃを片付けるスペースがあるか」「キッチンの収納スペースは、食器などを取り出しやすいか」など、使う場所と収納場所が近くに配置されていれば、片付けもしやすくなり部屋をスッキリ見せられます。

水まわりの位置をチェック

お風呂やトイレといった水まわりの位置も、日常生活に適しているかを確認しましょう。

家族の多い家庭だと、洗面スペースと脱衣所が一緒の間取りでは「洗面台を使いたいのに、脱衣所に人がいるから入れない」といったケースも想定されるでしょう。

この場合、洗面スペースと脱衣所が分かれていた方が、家族のストレスが少なくなります。

またトイレも、リビングの近くに配置された家だと、音や匂いが気になるかもしれません。

リビングから離れた場所に配置されているかなど、水まわりの位置もチェックすることが大事です。

コンセントの位置や数をチェック

必要な家電の設置場所にあわせて、コンセントの位置や数も見落とせないポイントです。

家具や家電の配置は、コンセントの位置によって決まるので、間取り図を見ながらどこに何を置くかをイメージしたら、コンセントの位置も確認しましょう。

併せて、照明や給湯器などのスイッチ類も使いやすいかチェックしましょう。

階段をチェック

二階建て以上の家なら、階段の位置や段差なども確認したいポイントです。

階段の位置は、家族のコミュニケーションにも影響を与えます。

たとえば、玄関の目の前に階段があると、子どもが帰ってきたらすぐに自室にこもってしまい、コミュニケーションが育みにくいでしょう。

帰ってきたら一度リビングを通る「リビング階段」の家なら、コミュニケーションが生まれやすくなります。

また、段差が大きかったり幅が狭かったりすると、小さな子どもや高齢者が転倒事故を起こす可能性があります。

適度な高さや踏み幅があるかなど、安全性も考慮して確認することが大切です。

なお、手すりのない階段の場合「将来設置できるか」といった、バリアフリーの観点からも確認しましょう。

建売住宅の間取りで注意したい点

建売住宅を購入する際には、家族にとって理想の間取りをあらかじめイメージしておき、それに近い家を選ぶことが大切です。

注文住宅とは異なり、建売住宅は間取りを自由に決められませんし、建築前に仕様が決まっているため変更も容易にはできません。

建築前であれば間取りの変更ができる物件もありますが、こうしたケースは少ないですし、できたとしても価格がアップする可能性があるため注意しましょう。

また、理想の間取りにすべて合致する建売住宅は、なかなか見つからないと思います。

理想の間取りを決める際には、「譲れないところ」「妥協できるところ」といった優先順位をつけておくことも大切です。

まとめ

間取りは、家の住みやすさを決める重要な要素です。

しかも、現在の家族構成やライフスタイルに合わせるだけでなく、将来のライフステージも考慮したうえで検討することも求められます。

こうした点は、不動産会社の広告にある間取り図だけを見ても、イメージしづらいでしょう。

建売住宅を選ぶときは、実際に内覧をして、この記事でご紹介したポイントを一つひとつ確認しながら検討することが大事です。