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1坪は何平米で、何畳になる?1平米の広さについてわかりやすく解説します

2023.06.16 11:00

日本で土地や建物の広さを表す単位には、「坪」「平米(平方メートル:m2)」「畳」などの用語があります。

これらの違いについて、何となく理解されている方は多いと思いますが、「1坪は何m2?」と聞かれて正しく答えられる方は少ないかもしれません。

ここで、広さに関する正しい知識を身につけるとともに、住まいに必要な広さの求め方についても確認しましょう。

「坪」とは

不動産用語の「坪」とは、尺貫法(しゃっかんほう)で面積を表す単位の一つです。

尺貫法とは、日本古来の計量法で、広さのほかにも、長さや距離を表す単位(寸、尺、里など)、体積を表す単位(升、合、石など)、重さを表す単位(匁、両、斤など)があります。

面積を表す単位には、坪のほかにも「歩」「畝」「反」「町」などがあり、日本では昔から使われてきた言葉です。

ただ、現在では「m2(平米)」を使うのが主流となっています。

1坪を「m2(平米)」や「畳」に換算するとどのくらい?

現在、土地や建物の面積を示す単位は、「坪」「m2(平米)」「畳」のいずれかを使うのが一般的でしょう。

では、「1坪は何m2(あるいは何畳)」なのでしょうか。

m2と畳に換算すると、次の通りです。

・1坪=約3.3m2=約2畳

「畳」は、たたみ1枚の広さで、2枚分が1坪になります。

なお、たたみ1枚の広さは地域によって異なりますが、不動産公正取引協議会では「1畳=1.62m2」と定めています。

1m2は、1m(100cm)四方の広さであることはご存じでしょうが、1畳は「91cm×182cmの広さ」、1坪は「182cm四方の広さ」ということになります。

ちなみに、「m2」または「畳」を基準にした場合は、以下の換算になります。

・1m2=約0.3坪=約0.6畳

・1畳=約0.5坪=1.62m2

坪・平米の換算表

上で説明した通り、1坪は約3.3m2です。

「約」ということは、厳密には割り切れないということですから、広い土地だと単純に3.3をかけたり割ったりしても正確な広さが示せないことになります。

以下に、10坪ごとの平米換算を示しますので、参考までにご覧ください。

・10坪=約33.1m2

・20坪=約66.1m2

・30坪=約99.2m2

・40坪=約132.2m2

・50坪=約165.3m2

・60坪=約198.3m2

・70坪=約231.4m2

・80坪=約264.4m2

・90坪=約297.5m2

・100坪=約330.6m2

よく目にする広さ表記の概要

不動産広告には、「建築面積」「延床面積」「敷地面積」など、土地や建物の広さを示す用語が使われています。

これらの概要についても、ここで学んでおきましょう。

建築面積とは、わかりやすく言いますと、上から見たときの屋根の面積です。

建築物の屋根のある部分で、外壁または柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積のことを指します。また、2階建ての建物で1階の一部が駐車場となっていて2階の方が広い建物の場合は、上から見ると2階の姿が見えるので2階の外周こそが建築面積となります。

次に、延床面積とは、各フロアの床面積を合わせたものです。

2階建ての家であれば、1階と2階の床面積の合計が延床面積になります。

延床面積には、柱や壁の広さが含まれることも覚えておきましょう。

最後に、敷地面積とは、土地を真上から見たときの面積を示す用語です。

傾斜のある土地だと、実際に計測した面積(実測面積)と異なることがあります。

ただ、建物を建てる際には平らな状態に整地しますから、敷地面積と実測面積は同じと考えても問題ありません。

広さを表す不動産用語の詳細は、以下のページで解説していますので、参考までにご一読ください。

>建築面積・延床面積・敷地面積それぞれの概要や違いについてわかりやすく解説します

坪単価の考え方と計算方法

家づくりを検討している方であれば、「坪単価」という用語を一度は目にしたことがあると思います。

坪単価とは、1坪あたりの建築費を示した数値です。

施工会社の中には、おおよその坪単価を示しているところもありますから、予算決めや施工会社選びの指標になりますし、同じエリアで広さの異なる建売住宅を比べるときに坪単価を参考にすることもあります。

坪単価の計算方法は、以下の通りです。

・坪単価 = 建物本体価格 ÷ 延床面積

たとえば、延床面積が50坪、建物本体価格が3,000万円の家の場合、坪単価は60万円(=3,000万円÷50坪)になります。

ただ、延床面積は「m2」で示すのが一般的です。

そこで、先ほど紹介した「坪・平米の換算表」が活用されます。

仮に、延床面積が165m2の建物であれば、坪に換算すると約50坪ですから、坪単価は上記の通り60万円という計算ができるわけです。

坪単価に含まれるもの・含まれないもの

坪単価という言葉は、法律にもとづいた概念はありません。

このため、施工会社によって微妙にニュアンスが異なります。

たとえば、電気・ガス・水道といった付帯工事費や外構費、ローンの手数料や税金といった諸費用などは、坪単価に含まないのが一般的です。

ただ、施工会社によってはこれらの費用を含んで算出しているところもあります。

坪単価に何が含まれているかは、施工会社に確認しなければわかりません。

単純に、「坪単価×延床面積」の費用で家は建てられないことは理解しておきましょう。

世帯人数・ライフスタイルごとに合った家の広さ

家の広さは、その家に住む人の数(家族構成)によって、必要な面積が異なります。

また、ライフスタイルによっても、必要な広さが異なることもあるでしょう。

では、具体的にどれくらいの広さがあると良いのでしょうか。

国の「住生活基本計画」では、世帯人数と住宅の広さ(居住面積)に関する水準として、「最低居住面積水準」と「誘導居住面積水準」という二つの指標を定めています。

最低居住面積水準とは、文字通り、必要不可欠な住宅の広さに関する水準のことです。

世帯人数に応じて、健康かつ文化的な生活を送る上で必要な広さを示しています。

一方の誘導居住面積水準とは、多様なライフスタイルを送る上で必要な住宅の広さに関する水準です。

豊かな生活を送るために必要な広さともいえるでしょう。

なお、誘導居住面積水準には、都市部の共同住宅を想定した「都市居住型誘導居住面積水準」と、郊外の戸建住宅を想定した「一般型誘導居住面積水準」の二つに分かれます。

これらの居住面積水準では、世帯人数ごとに必要な面積が示されています。

その広さは、以下の通りです。

単身 2人 3人 4人
最低居住面積水準 25m2 30m2 40m2

(35m2)

50m2

(45m2)

 誘導居住面積水準 (一般型) 55m2 75m2 87.5m2

(81.3m2)

100m2

(93.75m2)

※カッコ内は、未就学児童が1名いる場合の面積です。

参考:国土交通省「住生活基本計画における「水準」について」

https://www.mlit.go.jp/common/001098415.pdf

上記から、「一人暮らし(単身)」「カップル(2人)」「お子さんのいる家庭(3人以上)」の家庭に分け、必要な家の広さを考えてみましょう。

一人暮らしの家の広さは25~55m2

一人暮らし世帯に必要な家の広さは、最低居住面積水準では25m2、一般型誘導居住面積水準では55m2としています。

25m2といえば5メートル四方(約7.5坪)ですから、ワンルームの共同住宅(賃貸アパートなど)くらいの広さでしょう。

55m2(約16.6坪)は、戸建住宅なら狭小住宅の中でも狭い家に該当します。

間取りでいえば、1LDK〜2DKの家にあたります。

1人で暮らすために家を建てるケースは、あまり多くありませんが、最低でも40m2くらいあると暮らしやすいと考えられます。

住宅ローン控除などの条件も、40m2以上の家でなければ適用されませんので、こうした条件も考えておく必要があります。

カップルの家の広さは30~75m2

二人暮らし世帯に必要な家の広さは、最低居住面積水準では30m2、一般型誘導居住面積水準では75m2です。

30m2は約9坪、5m×6mの広さですから、1K~1LDKの共同住宅によくある広さです。

75m2(約22.7坪)は、狭小の戸建住宅に見られる広さです。

間取りでいえば、2LDK〜3DKの家が建てられるでしょう。

ただ、カップル世帯の場合、子どもが生まれて家族が増えることもあるでしょうし、大型犬などのペットを飼うときは、もう少し広い家を検討した方が良いかもしれません。

子どもが1人いる場合の広さは40~87.5m2

子どもが1人いる三人暮らし世帯に必要な家の広さは、最低居住面積水準では40m2(未就学児の場合は35m2)、一般型誘導居住面積水準では87.5m2(未就学児の場合は81.2m2)としています。

40m2(約12坪)の戸建住宅は、数が少なく、間取りも1LDKくらいにしかなりません。

子どもが成長してもゆとりある暮らしを実現するには、87.5m2(約26坪)くらいの広さが欲しいところです。

87.5m2なら、3LDKの間取りでも窮屈に感じないでしょう。

子どもが2人いる場合の広さは50~100m2

子どもが2人の四人暮らし世帯に必要な家の広さは、最低居住面積水準では50m2(未就学児が1人の場合は45m2)、一般型誘導居住面積水準では100m2(未就学児が1人の場合は93.75m2)です。

50m2(約15坪)は、共同住宅であれば2LDK~3DKの間取りを確保できますが、戸建住宅だと1LDK~2DKくらいとなります

いずれにせよ、子どもが成長すれば窮屈に感じるでしょう。

100m2(約30坪)なら、平均的な広さですし、ゆとりを感じられる広さです。

高橋開発は、プランニング力があるため、無駄なスペースを作らず、4LDKのお家も実現可能です。

また、将来子どもが独立して、夫婦二人暮らしになってからも管理しやすい間取りです。

まとめ

土地や建物の面積を示す単位について正確に把握しておけば、新居を建てる時に大まかな広さをイメージしやすくなると思います。

また、家族構成やライフスタイルに合わせた家づくりをする際には、国が提言する「一般型誘導居住面積水準」が参考になります。

家族の人数に適切な広さの家を建てらえるよう、マイホーム計画を進めましょう。

高橋開発では、お客様にご満足いただける家づくりをご提供しております。
お家の購入を検討している人は、是非高橋開発までご相談ください。

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