耐震性に強い家を建てるには、家自体の優れた耐震性は言うまでもなく、そもそも家を建てる土地が耐震性に優れていることがまず必要です。土地ごとの地質はさまざまなので高橋開発では、ご提供する全ての土地の地盤調査を行い、地盤が弱ければ、まず地盤改良を行います。安心な家づくりは土台から。土地の安心から地震への強さをお約束いたします。
日本の国土が世界の国土面積に占める割合は、たったの約0.25%に過ぎません。にもかかわらず、現在世界中で発生している地震のうち、マグニチュード6以上の地震は、約20.8%が日本で発生しているのです。
平成12年に制定された品確法では、建築主が耐震性を判断する目安となるように、3段階の耐震等級が表示されました。耐震等級も3つに分かれ、最高ランクの等級3は、建築基準法の耐震性能の1.5倍の性能を有するように定められています。高橋開発の家は耐震等級3を取得。さらに、耐震性能を向上させる2×4工法の壁合板を従来の木造軸組工法に組み合わせることで、さらに耐震性能を強化しています。
ロッドの先端にスクリューポイントを取り付け、それを地面に垂直に立て、土を掘削してロッドを貫入させることで測定します。
スウェーデン国有鉄道が不良路盤の調査として採用し、その後広く普及したもので、日本では建設省が堤防の地盤調査として導入したのが始まりです。
1976年にはJIS規格に制定され、現在では戸建住宅向けの地盤調査のほとんどがこの方法で行われています。
- 地震の際、柱や梁といった各接合部に縦揺れ、横揺れの負荷が重点的にかかり、倒れやすくなります。
- 地震の揺れを壁全体で吸収することができ、負荷が分散し、強く、倒れにくい躯体ができ上がります。
木造軸組工法で一般的な「ころがし根太工法」で、地震の力による床の「ねじれ」や「ゆがみ」を、強力な床剛性で抑えます。床を一体化させた面構造の「剛床工法」。地震に対する強さ、構造の安定感がさらに高くなっています。1階、2階の床に打ち付けるのは24mmの厚さがある構造用合板。荷重試験結果では、1t以上の重さに耐えることも確認されています。
高橋開発では外壁用構造合板を使用しています。木造軸組工法に2×4工法の利点を取り入れ、面で支える構造用合板を使用することによって、耐震性を高めています。耐力壁と剛床を強固に一体化した箱型構造です。可変性が高い木造軸組工法が、柱や梁といった軸組(線材)で支えるのに加えて、フレーム状に組まれた木材に構造用合板を打ち付けた壁や床(面材)で支える為、可変性の高さに加えて、耐久性も向上しています。
躯体をもっと強固にするために、高橋開発では随所に様々な建築用耐震補強金物を使用しています。金物は在来工法住宅を対象にした高品質金物、「Zマーク」金物を使用することで、地震にも耐える強い住まいを造ります。「Zマーク」金物は数々の強度検査基準をクリアし、釘やボルトに至るまで全ての金物に防錆処理の亜鉛メッキが施され 耐久性にも優れています。
地震などの外から受ける荷重を地盤に伝達して住まいを守る「構造躯体の要」となる基礎。高橋開発では、圧縮や引っぱりに強い「鉄筋コンクリート製のベタ基礎」を採用しています。さらにベタ基礎には、布基礎に比べて地面に接する面が大きいため、建物全体の重荷を地面に分散し、不動沈下を防止する効果もあります。
*基礎立ち上がり部の鉄筋の腐食を防ぐためのかぶり厚を充分に確保するためにW=135以上を確保しております。
ベタ基礎を支える主筋には、直径13㎜の鉄筋を使用しています。鉄筋をしっかりとコンクリートで包み、鉄筋とコンクリート両方の強度を最大限に発揮できるよう、配筋のピッチも200mmと密度を高めています。これにより、割れない高強度のベタ基礎となるのです。
さらに、ベタ基礎には、布基礎に比べて地面に接する面が大きいため、建物全体の荷重を地面に分散し、不動沈下を防止する効果もあります。
弊社(標準仕様) | 住宅保証機構の技術基準 | |
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鉄筋の太さ(直径) | 13mm | 10mm |
背筋ピッチ | 200mm | 300mm |
よく勘違いされることで、集成材より天然の無垢の木材の方が強度があると言われます。完璧な天然の無垢材なら集成材より強いとも言えるでしょう。しかし、実際のところ、天然の無垢材は工業製品ではないため、中には節・曲がり・割れ・狂い・あて・変色・腐れなどが起こりえます。それに対し、集成材は建築構造材として強度、品質が一定しているため、一定の基準で高品質な住まいが建てられます。高橋開発では、エンジニアリングウッドJAS(日本農林規格)の基準をクリアした集成材を使用しております。
集成材は塩分や酸やアルカリに侵されません。そのような場所に使用されても耐えられるのです。そのため、他の建築用材が苦手とする場所や用途も全く苦にしません。
生き物である木は50~200%の水分を含んでいるため、乾燥が不十分だと強度低下・反り・割れを生じてしまいます。そのため集成材用の木材は天然乾燥に加え、更に乾燥装置によって木の細胞膜中の水分まで放出させ、含水率を15%以下まで落して反り・割れを防ぎ、強度アップを図っています。
集成材は幅、厚み、長さ、方向にとらわれず自由に接着・調整することができるため、長大材や湾材を製造することができます。また、強度に合わせて原材料を選別することも可能なので、自由なデザイン構造計算に基づいて必要とされる強度の部材も供給することができます。
天然木には、大節、割れなどの欠点があります。集成材はそれらの欠点を除いたうえ、積層することにより、品質を均一化し、強度性能を高めています。特に建築基準法が性能規定化されるに従い、強度性能が表示される構造用集成材は信頼性の高い部材です。